ゴアテックスとは?性能からお手入れの方法まで一挙公開

ゴアテックス
ゴアテックスとは?性能からお手入れの方法まで一挙公開

みなさんは”ゴアテックス”って聞いたことがありますか?

あまり聞いたことがない人も多いかもしれませんが、ゴアテックスは、アウトドアウェアや冬の防寒着に使用されることがある素材です。

今回はそんなゴアテックスについての情報をご紹介します。

ゴアテックスってどんな素材?何でできてる?

まずは、ゴアテックスの基本情報からご紹介します。

ゴアテックスとは?

ゴアテックスとは?

ゴアテックスは、ジャケットやフリース、レインウェアの商品名だと思っている人もいるかもしれませんが、ゴアテックスはアメリカのWLゴア&アソシエイツが販売している防水透湿性素材の商標名のことです。

ゴアテックスは、「ゴアテックスメンブレン」という素材と表地・裏地を組み合わせたものです。

「ゴアテックスメンブレン」という水は通さないが水蒸気は通すという特殊な膜でできています。

ゴアテックスには小さな孔がたくさん空いており、水蒸気は通すが水は通らないように、分子レベルで調整されています。

このゴアテックスは、素材のままでは膜の状態なので、単体で製品には使用できません。そのため、製品化された場合には、表と裏に別の布を貼り合わせて作られます。

そのため、普段私たちが使用するゴアテックス製品でゴアテックス素材自体を見ることはあまりないでしょう。

ゴアテックスの用途

ジャケット ハット

ジャケット

出典:楽天

ハット

出典:Amazon

ゴアテックスは、その防水性と透湿性からジャケット・レインコート・スニーカーなど、登山などアウトドア商品や防寒服によく使用されます。

アウトドアでは、雨に濡れる場面も多々ありますが、体を雨から守りドライな状態に保つことができ、かつ汗をかいても外に水蒸気として放出されるという特徴を持ったゴアテックス製品を好んでいる人も多いです。

ゴアテックス製品には、「ゴアテックスメンブレン」が使われています。

ゴアテックスメンブレンは、防水透湿膜といわれる水は通さないが水蒸気は通すという特殊な膜のことですが、そのままではペラペラの膜なので製品にすることはできません。

表と裏に別の生地を貼り合わせる、「ゴアテックスファブリクス」という生地にすることでゴアテックス製品に加工することができます。

つまり、ゴアテックス製品に使われている生地は、表地・ゴアテックスメンブレン・裏地の3層で成り立っているということです。

正規なゴアテックス製品には、すべてでゴアテックスメンブレンが使われていますが、ゴアテックスファブリクスに使われている表と裏の生地や加工方法の違いによって価格や性能に差が生まれます。

ゴアテックス製品の中には、ゴアテックス素材を使っていると言いながら、実は別の素材を使っている偽物が紛れ込んでいる場合もあるので注意が必要です。

ゴアテックスのメリット

カシミヤのメリット

・防水性

・透湿性

・防風効果

・ゴアテックス製品はクオリティが高い

ゴアテックスは、防水性・透湿性に優れている点が一番の魅力です。

アウトドアで、雨風から身を守り、体温を保持する役割を果たしてくれるゴアテックスは、魅力的な素材です。

また、ゴアテックス製品は、防水性や防風性、透湿性を兼ね備えており、機能性が優れているためハイクオリティのものが多く、防水性や透湿性をしっかり保証している商品も多くあります。

ゴアテックスのデメリット

カシミヤのデメリット

  • 価格が高い
  • 汗は水蒸気としてしか外に放出されない
  • メンテナンスをしないと透湿性が損なわれる

ゴアテックスは、防水性や透湿性など性能が高いものが多い代わりに、価格が高くなります。

また、ゴアテックスの特徴で汗は水蒸気でしか外に放出されません。

つまり、ゴアテックスのアウターの中で一度水蒸気にできる環境が必要ということです。

ゴアテックス製品のメリットを最大限活かすには、インナーを工夫するなどして汗を水蒸気にするようにしないといけません。

また、ゴアテックス製品はメンテナンスをしないと、性能を発揮できない可能性があります。

例えば、ジャケットの表面の撥水性がなくなり濡れたままになっていると、水蒸気を外に放出することができなくなります。

日ごろから、メンテナンスをすることが大切です。

ゴアテックスはクリーニングしないとダメ?家で洗濯できる?

ゴアテックス製品は、自宅で洗濯することが可能です。

洗う前には必ず洗濯表示を確認して、水洗いができるかや手洗いが可能かどうかを確認してください。

基本的には、洗濯表示に従って洗濯を行えば、問題ありませんが、自分で洗濯する自信がない人や仕上がりに不安がある人は、専門家であるクリーニング店を利用するのもおすすめです。

特に、ゴアテックスは防水性が高いことから、洗濯がしにくい素材でもあります。

もししつこい汚れなどがついてしまった場合は、強引に洗濯しないようにしてください。

また、洗濯機を使用した洗濯はゴアテックス製品を傷める可能性もありますので、注意して行ってください。

アイテム別のゴアテックスの自宅での洗濯方法

ここからは、実際にゴアテックスを自宅で洗濯する方法をご紹介します。

ゴアテックスを洗濯するときには、優しく丁寧に仕上げるのがコツです。

ゴアテックスジャケットを洗濯する方法

ゴアテックスジャケットを洗濯する方法

用意するもの

・液体洗剤(できるだけ混ざりものが少ないもの)

ゴアテックスジャケットを洗濯する方法

  1. ゴアテックスジャケットの洗濯表示を確認します。
  2. ジャケットのファスナーを閉めて洗濯機に入れ、40℃以下のぬるま湯を入れます。
  3. 少量の液体洗剤(なるべく芳香剤や柔軟剤などの混ざりものがないもの)を入れます。混ざりものが多いと、ゴアテックスの孔が塞がれてしまい、透湿性が損なわれる恐れがあります。
  4. すすぎは2回、脱水時間は短めにして洗濯機を回す。
  5. ゴアテックスジャケットは、吊干しまたは乾燥機で乾かしてください。
  6. 完全に乾燥した後、乾燥機で20分間温風乾燥することで、表生地の撥水性を回復することができます。

ゴアテックス製品は、ゴアテックスの孔を塞いでしまうと透湿性が低下する可能性があるので、洗剤はなるべくシンプルな液体洗剤を使うようにしましょう。

ゴアテックススニーカー(シューズ)を手洗いする方法

ゴアテックススニーカー(シューズ)を手洗いする方法

用意するもの

  • 液体洗剤(できるだけ混ざりものが少ないもの)
  • 布またはブラシ

ゴアテックススニーカー(シューズ)を手洗いする方法

  1. ゴアテックススニーカー(シューズ)の洗濯表示を確認します。
  2. 靴ひもを外し、スニーカーの中に入っている砂・小石などのごみを取り出し、中敷きも外してください。
  3. 布やブラシを使ってぬるま湯で洗ってください。
  4. 適度な温度で自然乾燥させてください。直接熱を加えたり、濡れたまま放置することは避けましょう。対流式のブーツドライヤーは使用可能です。

ゴアテックスシューズを洗濯するときには、自然乾燥させるようにしましょう。
また、シューズの種類によって選択方法が多少異なることがあるので、しっかり洗濯表示を確認してから洗濯をするようにしましょう。

ゴアテックスグローブを手洗いする方法

ゴアテックスグローブを手洗いする方法

用意するもの

  • 洗剤
  • 桶または洗面所

ゴアテックスグローブを手洗いする方法

  1. ゴアテックスグローブの洗濯表示を確認します。
  2. ぬるま湯に少量の洗剤を混ぜ、手洗いしてください。
  3. 洗濯機の使用は、グローブの留め具やストラップ類が引っかかったり、損傷したりすることがあります。柔軟剤は、グローブの保護機能を損なう可能性があるため使用しないでください。
  4. グローブの指の部分から手首の部分の順に軽く絞ってください。手首側を下にして乾燥させます。直射日光は避け、温めないようにします。
  5. 乾燥の途中にはグローブを手にはめ、握りこぶしを作るなどして形状を整えてください。

ゴアテックスのグローブは、洗濯機で洗濯すると留め具やストラップなどが原因で損傷する可能性があります。
手洗いするようにしてください。

ゴアテックスを長く愛用するためのお手入れの方法

ゴアテックス製品は性能が優れていますが、長く使うにはお手入れが必要です。

丁寧にお手入れを行うことで、生地を傷めずに長持ちさせることができます。

定期的に洗濯する

カシミヤは毎日着ない方が良い!

ゴアテックス製品は、定期的に洗濯することで長持ちさせることができます。

定期的といっても、シーズンに1回なのか1か月に1回なのか洗う頻度は使用する頻度によっても変わります。

1つの目安として以下のようなタイミングで洗濯することをおすすめします。

  • 山登りなどで長時間使用した場合。
  • 蒸れていて汗をたくさんかいた場合。
  • 雨の中で使用し、濡れたり泥がついたりして汚れてしまった場合
  • 野外料理などで油汚れが付着した場合

これらは洗濯のタイミングであるといえます。

汚れがついたまま長期間放置していると、撥水性や透湿性が低下する可能性があります。

定期的に洗濯することで、できるだけ長くゴアテックスの性能を維持することにつながります。

シミがついたらすぐに対処する

シミがついたら応急処置

ゴアテックスを長く使うためにも、シミができたらすぐに対処することが大切です。

ゴアテックス製品は、アウトドアで使用することが多いです。野外で料理などをしているときに、油などの汚れがつくことがあります。

シミがついた場合には、すぐに軽く拭くなどの対応が必要です。ちなみに、ゴアテックス素材は、防水性があるため、水でシミを取ることはできません。

かといって、あまりゴシゴシ擦ると、生地を傷めてしまいます。

シミがついた場合には、クリーニング店など専門の人に依頼して、シミを取ってもらうことをおすすめします。

定期的に撥水性を回復させる

定期的に撥水性を回復させる

ゴアテックスを長く使うためには、洗濯も大切ですが、撥水性を保つことも大切です。

ゴアテックス製品は、表面の撥水性が低下すると透湿性も低下します。

撥水性が低下し、表面に水の膜ができてしまうと外に放出しようとしている水蒸気が外に出ることができなくなります。

結果的に、せっかくの透湿性が低下してしまうのです。

洗濯したり使用することで、少しずつ撥水性が低下してしまうのは仕方がありませんが、適切に手入れをすることで撥水性を回復することが可能です。

撥水性を回復させるには、以下のような手段があります。

  • 市販の撥水スプレーを使用する
  • クリーニング店に依頼して撥水加工をする
  • 撥水剤(ニクワックスなど)を使用して自分で撥水加工する
  • アイロンをかける

以上のような方法で、撥水性を回復することができます。

完全に回復することはできませんが、それでも定期的に手入れをすることで、より長く使用することにつながるでしょう。

長期間保管するときの保管方法に注意

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アウトドアや冬場によく使用するゴアテックス製品ですが、長期間保管する場合には、クリーニングに出すか自宅で洗濯して汚れを落としましょう。

汚れが残ったまま保管しておくと、撥水性や透湿性が低下する原因にもなります。

ゴアテックス製品をクリーンな状態に戻すイメージで、使用したときの汚れを取り除きましょう。

また、保管するときにも注意点があります。

ゴアテックスはクローゼットなど、直射日光が当たらない場所で保管するのがベストです。

さらに、温度も高温になりすぎない場所に保管しておくことも大切です。

湿気がこもらないようにハンガーにかけて保管し、乾燥剤や防虫剤を入れておくといいでしょう。

ゴアテックスの豆知識

アウトドア用品などによく使用されているゴアテックスですが、どういう風にできているのか知らない人もいると思います。

そこでここからは、ゴアテックスの豆知識をご紹介します。

ゴアテックスの有名メーカー

ゴアテックスの有名メーカー

ゴアテックス製品は、さまざまなメーカーによって製造・販売されています。ここからは、いくつかのメーカーをご紹介していきます。

1つ目は、「パタゴニア」です。

パタゴニアは、アメリカのアウトドアメーカーで、デザイン性と機能性の高さから人気のあるメーカーです。登山などでも使用されるジャケットなどを販売しています。

2つ目は、「ザ・ノースフェイス」です。

ザ・ノースフェイスは、アウトドアから普段使いの服まで提案できるメーカーで、ゴアテックス製品の認知度でいうと上位に入ります。

特に軽量化されたゴアテックスジャケットが人気で、アウトドアでの使用はもちろん、普段着にも使用できるくらいデザイン性が高いことで有名です。

3つ目は、「モンベル」です。モンベルは、

日本のアウトドアメーカーで、高い透湿性と軽量化されたジャケットが人気です。

このように、ゴアテックスはさまざまなメーカーによって販売されています。

ゴアテックスにはランクがある!

ゴアテックスには、品質や用途別にランクが定められており、ランクは以下の通りです。

・Active Shell(アクティブシェル)

・Active Shell(アクティブシェル)

出典:LIDEA

短時間の激しい有酸素運動用のウェアで、高い透湿性を実現しています。最高級ランクです。マウンテンバイク・ロードバイクに適した設定です。

・Pro Shell(プロシェル)

・Pro Shell(プロシェル)

出典:NATURUM

丈夫さを追求したモデルで防水性・防風性・透湿性を兼ね備えています。

本格的なアウトドアに向いているモデルで、上級ランクです。登山・クライミング・スキーなどに適した設計です。

Performance Shell(パフォーマンスシェル)

・Performance Shell(パフォーマンスシェル)

出典:サバイバルjp

防水性・防風性・透湿性を兼ね備えており、幅広いアウトドアに適したモデルです。

中級ランクです。登山・トレッキング・クライミング・ゴルフ・カジュアルな普段着などに適したモデルです。

・Paclite Shell(パックライトシェル)

・Paclite Shell(パックライトシェル)

出典:好日山荘WebShop

防水性・防風性・透湿性を兼ね備え、軽量化されたモデルです。

軽登山やトレッキング、サイクリングなど、カジュアルな場面でも使用できるモデルです。

・Soft Shell(ソフトシェル)

・Soft Shell(ソフトシェル)

出典:ミリタリーショップWAIPER

寒冷地向けのモデルで、暖かい素材でできています。登山やスキー、ゴルフなどカジュアルな場面に向いています。

このように、ゴアテックスは、性能の違いや適した場面の違いによって、ランクが分かれています。

自分が求めている性能のゴアテックス製品を選ぶことができます。

ゴアテックスの偽物に注意!

ゴアテックスの偽物に注意!

ゴアテックス製品は、性能が高いことやカジュアルなデザインのものが増えていることから、人気が高まっています。

そんな中で、ゴアテックス製品がネット上のオークションやフリマアプリで販売されていることが増えてきました。

オークションやフリマアプリで購入するのは楽ですが、みなさんはしっかりと本物かどうか確認していますか?

ネット上の販売では、写真から判断するしかないので、本物のゴアテックス製品を見分けるのは難しいので、しっかり本物のゴアテックス製品を手に入れるためにも、信頼できる販売元から購入することをおすすめします。

ゴアテックス製品の選び方

パシュミナとカシミヤの違いは?

ゴアテックス製品といっても、メーカーもたくさんありますし、性能も違います。それではどうやって選べば良いのでしょうか?

ゴアテックスの選び方のコツとして、速乾性があります。ゴアテックスは、防水性が高く、かつ透湿性が高いところが魅力です。

しかし、表面が濡れている状態では、せっかくの機能が期待できないので、濡れてもすぐに乾く速乾性の高いものがおすすめです。

また、他の選び方として、動きやすいかどうかがあります。ゴアテックス製品を使用するときは、アウトドアの場面が多いです。

アウトドアでは激しく動くこともあるので、動きやすいかどうかも選ぶときには大切です。

ゴアテックスは機能性を保つためにもお手入れが大切

使った後はお手入れをして清潔の保つことがゴアテックスの機能性を保つ第一歩です。

ゴアテックス専用の洗剤も販売されているので使ってみるのもおすすめです。

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