柔軟剤が人を不快にさせる原因に?知っておきたい香害の意味と注意点

臭い 柔軟剤
柔軟剤が人を不快にさせる原因に?知っておきたい香害の意味と注意点

昨今の日本で叫ばれている新しい公害って知っていますか?

その名も「香害」

近年、柔軟剤や合成洗剤などに含まれる人工的な香りによって、具合が悪くなったり思考力が落ちたりする人が増えているそうです。

匂いがキツイ!くらいで終わればいいのですが、中には吐き気などの症状が出てしまう人も…。

いい匂いを楽しみたくて使った柔軟剤なのに、自分の気づかないところでその香りが他人に不快感を与えているかもしれません。

今回は柔軟剤によって引き起こされる香害について説明していきます。

香害は公害!?その原因とは

香害という言葉は聞いたことがあっても、その意味は知っていますか?

煙や排ガスなどにより大気汚染が発生し、人体にも悪影響を及ぼすことを「公害」といいますが、「香害」という言葉はまさにこの「公害」と「香り」を掛け合わせた造語です。

香害ってどんなもの?

電車やオフィスなどで隣に座った人から不意に漂ってくる香り。

最初は「いい匂いだけど少しキツめだな」くらいに思っていたのに、だんだんと頭痛がしてきた…なんて経験ありませんか?

最近は無臭よりも「良い香り」が好まれる傾向にあるようですが、急に現れるきつい匂いって、敏感な人にとっては迷惑そのものですよね。

個人差はあるものの、人によっては香りの原料となる人工的に合成された香料にアレルギー反応を起こしてしまう方もいるようです。

ひどい人は吐き気を催したり、めまいを起こして倒れてしまうこともあります。

このように香りが人に害を及ぼすことを「香害」といいます。

最近はスメハラ(スメルハラスメント)の一種と言われ、職場や学校などでも問題となるケースが増えているようです。

あくまで香害はスメハラの一種なのでで、スメハラ=香害ではありません。スメハラは自覚の有無に関わらず、臭いで人を不快にさせること全般のことを指すので、体臭や加齢臭などもそれに含まれます。

香害の原因は?

香害の原因は様々ですが、主に以下の3つが原因となるケースが多いです。

香水の香り

●香水の香り

日本では欧米よりも香水を日常的につける人は少ないかもしれませんが、香水は立派な香害になり得ます。

ふんわり香る程度につけるなら問題ありませんが、つけ過ぎた後の強い香りは、香水の匂いが苦手な人にとってはかなり辛いものです。

柔軟剤の香り

●柔軟剤の香り

最近の柔軟剤は一昔前のものよりも香りが強くて衣類に残りやすい傾向にあります。

テレビCMなどを見ていても、各柔軟剤メーカーとも「香り」を全面に押し出して宣伝していますよね。

でも柔軟剤の原料は決して香料だけじゃないんです。

  • 抗菌剤
  • 塩化水素
  • シリコーン  
  • 塩化カルシウム

など、上記以外にも柔軟剤にはたくさんの科学成分が含まれています。

これらの化学物質は、アレルギーの原因となる疑いがあったり、

体に過剰に取り込むことによって目や皮膚が刺激され、頭痛やくしゃみ、咳を誘発することがわかっています。

香り付け用ビーズの香り

●香り付け用ビーズの香り

また近年人気の香り付け用のビーズも、香害の原因となっているようです。

香り付け用のビーズはその名の通り衣類に香りをつけることに特化しているビーズなので、

柔軟剤よりも匂いが衣類に残りやすく、公害を引き起こしやすいと言えます。

自分が加害者にならないために!香害の予防法とは

他人に害を及ぼしてしまうかもしれないキツい香りですが、自分が放っている臭いって意外と自分では気がつかないもの。

予防しようと思っても、どうしたらいいのかイマイチ分かりませんよね。

そこで知らぬ間に自分が加害者にならないための、香害予防方法をご紹介します。

香害の予防方法

柔軟剤を使わない

●柔軟剤を使わない

一番シンプルな方法ですが、柔軟剤を使わないでお洗濯すれば、もちろん衣類に香りはつきません。

ただ、香りだけではなく、衣類の肌触りを良くしたいという目的で柔軟剤を使用している方も多いはず。

そんな人には柔軟剤の代わりに石鹸を使ってお洗濯することをおすすめします。

石鹸の中に含まれるグリセリンという成分は、潤い成分なので、衣類を柔らかく洗い上げてくれるのです。

無香料の柔軟剤を使う

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柔軟剤は色々な種類のものがあり、もちろん無香料のものもあります。

どうしても柔軟剤を使いたい場合は、あえて無香料のものをチョイスすることで、衣類の香りを抑えることができます。

香水はつけ過ぎない

●香水はつけ過ぎない

香水のつけすぎも立派な香害になり得ます。

洋服などにスプレーしすぎると香りが残りやすくなってしまうので注意です。

手首やうなじなどの太い血管が通っているところに、シュッとひと吹きする程度でOK。

他人に不快感を与えない程度に抑えることが大切です。

誤って香水をつけ過ぎてしまったときは、無水アルコールやエタノールをコットンにふくませて、気になる部分を拭いてください。それだけで香りをだいぶ取り除くことができます。

海外では香害の規制もある

海外では香害の規制もある

アメリカやヨーロッパなど、海外では香害に対する対策や規制が厳しい国や地域もあるんです。

そういった地域では、主に学校や病院などの公共の場で香水を使用することが禁止されています。

あまり知られていませんが、実は日本でも香料自粛のお願いの取り組みをしている自治体が大阪府、岐阜県、広島県に存在します。

2017年には日本消費者連盟が相談窓口「香害110番」を期間限定で開設したことも話題になりました。

それでもまだまだ一般的には、「過度の香りは害を及ぼすもの」という認識が低いかもしれませんね。

現代人がニオイとうまく付き合うには

生活をする上で切っても切り離せないのがニオイです。

香りの好き嫌いは個人差が大きいので、自分は良い香りだと思っているものが他人は不快に感じる場合もあります。

自分のニオイはなかなか自分では気づきにくいもの。

でも一人一人が香害を意識し、気を遣っていくことで、香害の被害を少しでも減らしていけるはずです。

毎日当たり前のように使っているその柔軟剤や香水、本当に必要でしょうか?

この機会にぜひ見直してみてくださいね。

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